私は絶対悪くない

ここのところずっと晴れない。 暗い部屋をミラーライトで照らして何度も観た映画をかけて、ソファでボンヤリ酩酊している時に考えることは決まっていつもひとつだ。 私はこんなところで何をやってるんだろうか? 終わりが見えない。女も男も怖い。 2発ぶたれ…

メモ:後輩へ、春の餞け

労働について まず第一に、大切なのはスマートな身のこなし。 第二に、知識に裏打ちされた超然。 何かを話すときにはひと息おいて思案すること。ひと息どころか平気で5秒沈黙してもいい。そこで、引き付ける。沈黙したのちは決して言い淀むことなくすらすら…

炊き出し不動尊と大晦日

大晦日の思い出について語る。 毎年大晦日に、蛸薬師堂で大根炊きがあるのをみなさん、ご存知だろうか? 四条通を起点に始まる新京極商店街を北に二本上がって右手にあるのが、蛸薬師堂永福寺である。普通の店と店との間に「蛸薬師如来」と書かれた赤いのぼ…

鱸ゼミの長い夜

私が大学時代に所属していた鱸(すずき)ゼミは毎年冬になると、叡山電車の終着駅から15分ほど歩いたところのお寺を貸し切ってひと晩お祭り騒ぎをします。これはその、最後の回顧録です。 1年前の12月末、私たちはその因縁の寺に足を踏み入れました。定例通り…

メリイクリスマス

クリスマスの夜、2人は阪急河原町駅で電車を降り、高島屋の地下から外に出て、あてもなく通りをぶらぶら歩いた。灯りのともった四条通のアーケードにはクリスマスリースがぶら下がり、たくさんの人々が肩をぶつけながら行き交う。街はなんとなくクリスマスだ…

日曜日の夜のこと

日曜日の夜のことです。私はひとりぼっちの寒い部屋の真ん中でぽつねんと、座っていました。細いストローで鬼ころしを吸い、わかばに火をつけ、明日の仕事のことを考えながらひどく暗澹たる気持ちで天井をボンヤリみていました。 するとそこに、とある知人か…

有閑談義

会社を出ると、目が眩むような晴天だった。 東西をまっすぐ貫くりっぱな大通りの向こうに、ところどころ真っ赤に染まった大きな山が見える。その麓めがけて一列に並んだ信号がパッと一斉に青に変わったのを合図に、私は山の方面へ歩き出した。吐く息は白くて…

近日所感

手紙を書いては破っている。書きたいことがあるはずなのに、文章にしてみて、読み返すとまったくわけがわからない。言いたいことの半分も言えてない。出す気が失せる。読まされる方が迷惑だ。そっとしまって、なかったことにする。それを何度も繰り返す。 生…

それからの話

いろんなことがあってからもうずいぶん長い時間が経ってしまった。 このブログだって存在すら忘れていた。過去の記事をすべて読んだら、すこしだけあの頃に近づいた気がした。私はいつだってあの頃に戻る手がかりを探している。 本当に戻りたいかと訊かれれ…

午前4時

ふと、ことしの5月に「セロトニン工場」名義で主宰し文学フリマにも出店した合同誌『点在』を手に取った。開くと、一番最初に私が書いた「漠」という短篇があって、何となく読んだ。2ページほどでやめた。 全くもって価値がないと思った。

悔しい

半年前から悔しいとばかり考えている進歩がない出口がないこんなはずではなかったと、そればかり考えている色々と限界になって実家にもどりました おまつりをやっていて、かき氷を食べたりお菓子を釣ったりしました。 それから近所を散歩して、ブランコをこ…

ある日のノート

もうそろそろ最後かもしれないので、書いておきます。近ごろの抑うつ、倦怠感、無気力、無力感すさまじく、一方でやるべきことは山積み、どう対処してゆけば良いのか途方に暮れるばかりなのです。 あらゆることは過ぎ去りました。誰かに話そうたって無理とい…

とある掌編

御わたピは遅刻を微塵も恐れてはいなかった。 要は、欠席がいけないのであって、遅刻がよろしくないわけではいのだ。教室にたどり着いて、席につき、先生の話をウンウンうなづいて聞く。なるほど他の学生と何ら変わりはないではないか。御わたピは遅刻を微塵…

文フリ雑感

5月4日、東京。 文学フリマが終わった。ここまでの道のりは正直とても長かった。なにもわからないまま始めてしまったので、何をどうやっていいやらもわからず、一つ一つのステップが非常に困難だった。 みんなが忙しい中、あたふたと準備をして、文フリ当日…

ワンダフルワールドエンド

どうしようもなく攻撃的になってしまうのはどうしようもなく自分に自信がないからだ 結局今回のだって失敗だ 何が言いたいのだろう、結局のところわからないし頭のなかはいつもグチャグチャで、傷だらけの私は傷だらけのままで近くにいる人を傷つけている。 …

記憶にないメールやLINEのやりとり、人の話、 抜け落ちている記憶が多い、 えたいの知れない何かが、暗い森の中からギョロッとした眼でこちらを伺っているようで恐ろしい

さといも入りのお味噌汁はおいしい

二階堂奥歯 著「八本脚の蝶」が届いたので読んでいる。20代でこの世を去った女性の日記を、ゆっくりゆっくり読んでいる。なかなか読み進まない。ひとの頭の中は本当に難しい。 空っぽの2月、ひどく長くてとても短かった2月が終わって3月に入ると、途端に…

私のかわいい私

夜、こうやってすごしているといろんなものが見えてくる、いや、なにも見えない。結局のところ、なにもわからない。 おおもりせいこさんを聴きながら優しくなったり全身がナイフになったり涙を流したりしながら自分と向き合っている。人との距離の取り方が難…

薬を切らした夜は長い

時々、突然、とんでもなく優しい気持ちになるのだ。 ひとりぼっちでいるときには決してない気持ちだから、つまりはそういうことなんだろう。一緒にいるときはもちろん、一緒にいなくても、手紙を読んでいるときはひとりぼっちではないのだ。何人かの、限られ…

なりたくてなったわけじゃないのにな

実家に帰っている。地下鉄と電車とバスを乗り継いだらひどく疲れた。お天気わるくて、窓の景色は綺麗じゃなかった。 久しぶりの実家に着いて、柔らかい犬のお腹を揉んで、買い物をして、おかあさんと二人で台所に立った。ずっとビールの500ml缶をそばにおい…

夜とそれから朝になった時の話

9日ひとつの気がかりが去った。どうしても消えないものだって、一緒に泣ける人がいたり、手紙が届いたり、たったそれだけでもうなんとかやってる やってくしかないのだと思う。生活はどんどん思わぬ方向へ進んでいってしまうけれど、私は、今の生活の根っこ…

こどく

孤独じゃないと文章は書けないのか今集中すべきは大学の試験、単位を、取ることだいつも考える。 きわめて生産的な孤独に肩まで浸かって、資格試験の勉強に一生懸命取り組むべきだった。私は孤独に負けた。明日も、同じだろう。今日も、空っぽの夜にいる。

だいじょぶわないじゃん

近頃悔しいとばかり考えている。とにかく悔しい。悔しさが三種類ほどある、それらすべて、対象も時間も違うけどとにかく悔しい。 ご飯がおいしいときとても嬉しい、おいしくご飯がたべたいけど、それより今はただ眠りたい、やる気がない苦しいときはムーミン…

お願いまた違う人のような鋭利さが出てきても

時々ぜんぶ要らなくなってきてぜんぶぶち壊したくなる。 ぜんぶって別にぜんぶではないのだけど、それひとつで私の世界が出来てるみたいなおっきなそれを、うっかりぶち壊したくなる。 実際そうしたら私たぶん死ぬ。 何を誰に話せばいいのかわからない、自分…

原稿用紙12枚ぶんの愛

テスト勉強せずにひたすら文章書いているとたまらない気持になってくる。 サマーオブラブとか、一回性・有限性の美しさとか、それって別に失ってるわけじゃなくて、もう二度とないからこそこんなに尊いんだよってサイコーのソウルメイトに言いたい。 引っ越…

心の準備をはじめる。

ニャンがうちに来てからひと月が経った。 ずっとうちにいるわけじゃないから、名前をつけずにいようと思って、「ねこざえもん」「ミケえもん」「ミャーゴン」「ニャン」等呼んでいたら、いちばん呼びやすい「ニャン」が定着してきて、それのもつ意味がやがて…

いまここにあるラブ

修羅である必要はないのだし、ただ軽みを体現しながら笑ってたい。涙が出るほど愛おしい瞬間を大切にしたい。できればもっともっと生きたいし、あいにく書いたときの記憶がないのだけど、ノートに「夏まで生きさせてくれ」の文字、その真意はわからないけど…

タイトル思い付かない

蝶。 はらぺこあおむしが好きだった。大学生になっても、なんどもなんども読んでは、あの、最後のページでおおきな羽を広げるきれいなちょうちょみたくなりたいと思った。 大学が決まったとき、親族みんなよろこんだ。私は、ほんとうは、東京に、行きたかっ…

幸福には進歩がない

大学の合間を縫って生活のためのはした金を稼ぎながらふとしたときに細切れの思考、思考、思考、を繰り返し繰り返し、そうして今日、ふと、出た結論が「幸福には進歩がない」だなんてあんまりだよ、と思いつつもあー私らしいなってやっぱり納得。 ベビーカー…